キリスト教の聖書の中に「はじめに言葉ありき。言葉は神と共にありき。言葉は神なりき」とあります。言葉の中に神のような強い力があるのだという意味でしょう。キリストの「言葉による教え」は、今でも世界の多くの人々に影響を与えています。一方で東洋では、言葉には「言霊」があると昔から言われています。

 この世の中は目に見える現実があります。それは形があるので有形の世界。この一方で目に見えないものが存在している事も事実です。それらは形がないので無形の世界と言います。たとえば人間の性格や人間が発する言葉がそれです。

 算命学では、有形の世の中を動かすのは無形の言葉だとしています。たとえばリーダーの一言が全員を奮い立たせて組織が強くなる等の実例を多く耳にします。

 かつて戦争直後にシベリアに抑留された日本兵がたくさんいました。皆が粗食と重い労働でやせ衰え、病気になったり死んでいった時、あるグループだけは健康で体調も良かったそうです。きっとロシア兵にごまをすって裏で美食を得ているのだろうと言われていましたが、実は、そこのリーダーが、「このままシベリアで死ぬかもしれない。皆のように不満を言い、恨んで、あのように情けない顔で死んでいいのか?こういう過酷な環境だけれども、それを天命として受け入れて、帰国への一里塚だと割り切り、日本人として堂々と職務を遂行しよう」と声をかけたのがきっかけだったそうです。一言によって気分を入れ替えた為に、そのグループは誰も死なず、皆が元気で復員出来たと聞きました。

 「一言よく人をいかす」という言葉がありますが、まさにこの実例がそれに当てはまります。

 言葉には「陽の言葉」と「陰の言葉」があります。どういう言葉を使うかは個人の自由ですが、プラス発想の陽の言葉を使い続ける人と、マイナス発想の陰の言葉を使い続ける人とでは、人生が大きく異なります。

 幸せになる人は、間違いなく、「プラス発想」で、「陽の言葉」を使っている人です。貴方はどちらの言葉を使っていますか?


                                   中村 嘉男

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2014.8. 19 更新