江戸から明治に代わった時、なぜ「明治革命」と呼ばなかったのでしょうか?多くの国では大きな政変があると、それを「革命」と呼びますが、日本では「維新」としました。
 

 実は「革命」とは「命」を「革(あらた)める」と書き、「天からの使命を思い切って新しくする」という意味があります。「革」は皮を意味します。
陽明学者の安岡正篤先生も述べておられるように、中国大陸は日本とは違い、猛烈に寒い。日本のようなオーバーコートでは寒気から身体を守る事は難しいので、毛皮のコートを着ます。毛皮は何十年も着ていると汚れがひどくなり、棄てるしかありません。「革命」とは正に現政権を見捨てる事です。
 

 日本では着物を着ます。この着物が古くなると、すぐに棄てるのではなく、洗い張りをし、仕立て直しをして再生して着ます。祖母が着た花嫁衣装を、新たに仕立て直して孫娘が自分の結婚式に着る事などは正にそれです。(もっとも最近ではそれも稀になりましたが)。過去の物を再生して継続させる。これが「維新」という言葉の意味です。
 

 日本は神武天皇が初代天皇として即位されてから、今年ですでに2674年も継続しています。これは世界一の長さです。江戸から明治に代わった時、徳川から明治政府に政権交代がありましたが、天皇制は継続していました。だから明治革命ではなく、明治維新なのです。 
                                   中村 嘉男

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維新と革命        2014. 9. 27 更新