東洋の学問では、仁義礼智信を五徳と言います。今回はその中の智徳について解説をします。

 智徳は東西南北では北に位置し、五行(木性、火性、土性、金性、水性)の中では水性に当たります。水性は算命学では学習・習得本能の場所。物事を学ぶ事を意味する場所です。

 四大文明が発祥した地はすべて川に面しています。川の水は時に氾濫して住民を苦しめました。この水との闘いが、治水や天文学の発展など、人々に智恵を授けたわけで、水性が学びの場となったわけはそこにあります。

 水は融通無碍。入れ物次第でどのような形にもなります。また汚れを洗浄するのも水。人間の学びは、まず水のような柔軟性を持つ必要があります。また間違った考えを洗いおとすようになる事も必要です。

 ところで智恵、あるいは知恵ですが、これは「恵まれしを知る」という意味です。知恵というと、遠くにある何か新たな物を求めるように思う人が多いと思いますが、それは知恵ではありません。「恵まれている事を知る」事こそが知恵の本質です。すなわち、自分の身近、そして足下にすでに存在している宝に気づく事が知恵なのです。


                                   中村 嘉男

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智徳を高める         2015. 3. 14  更新