人間には五感というものがあり、口は味覚に属します。この味覚は、五本能の中では伝達本能に入ります。
 
 これは先般も紹介したことですが、もし落語家や歌手の中で美食家でない人がいたら、この人達は全く売れないと断言して間違いありません。

 たとえば落語家の場合、若い時は売れていたのに、最近では胃弱になり、また年齢の問題もあって、小食となったり、もうお蕎麦しか食べないとなったら、その人の落語を聞いても感動出来ないはず。このことは歌手でも言えます。

 また、伝えるという事から作家にも当てはまります。売れている作家や歌手は、都内だけではなく旅先でも美味しい店を知っていますし、また積極的に美味しい店を求めて歩きます。
 
 その点について熱意のある歌手や作家は、必ず売れてきます。不思議ですが、味覚と伝達本能、表現力は完全に一致します。
 
 それを知っていたら、自分の伝達力や表現力を高めるには、まず美味しいものを求めてみて下さい。何も必ずしも高い店で食べる必要はありません。値段よりも、格式よりも「味」が大切なのです。味覚が発達してきたら、表現力の世界で、プロになれるでしょう。



                                   中村 嘉男

 創設者高尾義政先生が日本で初めて公開した高尾算命学と高尾学館ホームページです。

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口と運命         2015. 3. 28 更新