台北や香港、また上海や北京に行くと、やたら金を扱う店が多いのに驚かされます。また男女を問わず、金のネックレスや指輪、ブローチを持っています。

 五行説に基づく五色は、青、赤、黄、白、黒ですが、この黄色(中央=財運)の上を行くのが金色です。また、この五色を象徴した龍神様がいます。すなわち青龍、赤龍、黄龍、白龍、黒龍、そして金龍。金龍は格上の金運の神様です。
 
 ちなみに浅草の浅草寺は、金龍山・浅草寺。中国人の間では、浅草寺にお参りすると金運がつくと信じられているために、参詣する中国人が多いのです。

 金はゴールド。そしてゴールドは小量でも高価であり、株のように、企業が倒産して無価値になる心配もありません。また紙幣のように、それを発行した国家が滅亡しても紙くずになる心配もありません。

 昔から治乱興亡の激しい中国では、いつ自分の住んでいる村が敵に襲われて、追い出されるかわからない危険が常にあります。敵が来たら、家も土地も取られてしまいます。お金を大量に持って逃げるのも危険です。

 その時に役立つのが「金」。靴の下に隠しても、ポケットの中に隠してもいい。そのわずかな金さえあれば、国境を越えて、どこに行っても、食べて行けます。

 かつてある中国人の老夫婦が、金でつくった箸や、仏像を持っているのに驚きましたが、平和でいるのが当たり前の日本人には理解出来ないものを感じました。

                                            中村 嘉男

 創設者高尾義政先生が日本で初めて公開した高尾算命学と高尾学館ホームページです。

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*金を好む中国人*     2016. 4. 9 更新