舛添前知事が「せこい」と非難されて辞職。その結果、参議院選挙が終わった直後の、この暑い最中にまたまた都知事選挙。

 過去を振り返ってみると、美濃部都知事という人がいました。美濃部スマイルとソフトなイメージで共産党、社会党の推薦で当選。都民が一人でも反対したら道路を作りません。など人気を博しましたが、歩行者天国の実現と隅田川にハゼが戻れるようにした以外は大した功績はなし。都政を赤字にして、あの頃はゴミの収集もままならず、都内はゴミの臭いで耐えられませんでした。

 鈴木都知事の時代は箱物を作り過ぎて問題に。すると、今度は「意地悪ばあさん」と言われた青島さんが都知事に。都市博反対だけで当選。しかし他にまともな政策はなく、議会とぶつかり、都政は混乱。都の財政も悲惨。今度は石原さんが都知事になって東京都は安定。その後は猪瀬、舛添の短命知事。大阪ではかつて横山ノックが当選した事がありましたが、都会の知事はどうしても著名人になりがちなようです。

 「後から悔やむ愚か者」という言葉がありますが、選んだ都民、府民に責任があります。トインビーは、国民は熱狂的になって決めるが、後ですぐに冷める。なので半年後に再度、選択させたらいい、というような趣旨を述べています。

 民主党政権を選んだ時は、後でほとんどの人が後悔。また今年になってからは、英国国民はEU離脱を選択。それが決まった直後に、後悔。またそれを推進した野党の党首は勝利者なのに辞任。与党でも離脱を叫んでいた元ロンドン市長は首相への立候補を断念。熱気とムードで勝利したものの、結果は、後悔しているのがわかります。

 今回の都知事選挙、野党統一候補の鳥越さんは、政策なしで立候補。素人でもなんとかなると発言。経理部長を採用しようとした会社で、経理は知らないけど経理部長になったら頑張ります、と言う人を採用するでしょうか?与党統一候補の増田さんは元岩手県知事。行政手腕は他の人よりあるでしょうが、東京都より人口の少ない岩手県で、どれほどの成果があったのか知りません。孤立無援の小池さんは、ある政治評論家のつてでテレビに、そして日本新党で細川さんに、次は小沢さんに、そして二階さんに、更に小泉さんに、と権力を渡り歩いてきました。引き続き権力を求めたいのか、本当に都政を考えているのか不明です。

 この三者を前に、都民は、まだ舛添さんの方が、あるいは猪瀬さんの方がよかったと言っているらしい。他にも立候補者がいますが、この三者の中から次の都知事が決まるでしょう。さて誰になるか?算命学では一人の名前が浮かびますが、選挙妨害になるといけないので、静かに結果を見守りたいと思います。いずれにしても混乱の結果、混戦になることだけは間違いありません。

 しかし都民の選択が、都民自身のこれからの数年間の運命を決める事だけは間違いありません。


                                           
中村 嘉男

 創設者高尾義政先生が日本で初めて公開した高尾算命学と高尾学館ホームページです。

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*東京都知事選挙*    2016. 7. 19  更新