算命学は古代中国で生まれた、「占い」を含む、広い意味での「人間学」です。一般には昭和50年代に「天中殺」で広く知られるようになりましたので、名前を聞かれた方も多くおられると思います。
日本では「占い」で有名になりましたが、もともとの算命学は古代中国の宗教である"道教"の中の"神仙思想"が土台となって形成されたものです。古代中国において秘蔵の帝王学であり、政治・軍略の要として活用されてきました。
陰陽・五行説を基本とした学問であり、時代の流れ、国家や企業の動き、リーダー達の性格や生き方、個人の運気や方向性など、幅広く予知・予測が出来るため、
「占いの王者」とも評されていますが、実際には一般的に言われている「占い」の域を大きく超えた"東洋の英知"であり"世界の予知学の王者"なのです。
日本に算命学理論がもたらされたのは、戦後になってからです。中国人の算命学宗家から算命学理論を受け継いだ、文学博士・尾義政先生は、「学問は大衆の中に根ざしてこそ、初めて真の学問たり得る」という信念のもと、算命学の膨大な理論を整理・統合し、昭和40年代に一挙公開されました。
今日、東洋における運命学および人間探求学問の雄として、国内はもとより、海外からも強い関心を呼んでおります。「人は如何にして生きるべきか」という根本命題のもとに、 一人一人のこの世における役割を発見していくこと。それが算命学の役割なのです。 |