算命学総本校|髙尾学館

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2023.12.26

お知らせ

自灯明(じとうみょう)法灯明(ほうとうみょう)

これはお釈迦様がご臨終の際に悲しむ弟子達に向けた言葉です。
自灯明とは自分の世界をしっかり持つこと、法灯明とは、世の中の真理自然の法則を守ることです。来年も今年以上に世の中は動揺し、迷いや不安が大きくなるかもしれません。そのときに自灯明という、自分の人生を照らすのは自分でしかないと覚悟するということです。

世界的なカメラマンが、都会にいると回りがすべて同じで自分を見失いやすいが、都会から離れて自然が豊かなところに向かうと、自分の原風景に出会うことになる、と言っていました。人類の出発は自然界であり故郷原点であります。

算命学の宿命はまさにこの内面の故郷をあらわします。宿命を輝かせれば、自分に自信がもてます。しかし自然界にはルール法則があるので、それを無視するのは人間のおごりとなります。寄らば大樹の陰という生き方もありますが、それよりも、はじめは小さな苗でも、真面目に努力していけばいつかは自力で大樹になれます。

占いは得てして他力を求めがちですが、占いを造りだした先達は、自己確立あっての占いであると警告しています。しっかりした木になる方法は、人や物に尊敬心をもって学び、太陽の如き心明るく礼儀正しく過ごすことです。これを繰り返せば自然に大樹になっていきます。

髙尾宗家の算命学で、今年より来年、来年より再来年と、一回りも二回りも大きな木に皆様おひとりひとりがなられることを確信いたしております。おだやかで良き年越しであられますことをお祈り申し上げます。